馬券理論

・はじめに

よくある競馬予想会社のストーリーとして、「毎週競馬にお金を使い、財布の中はからっぽ、借金まみれで大変な毎日をすごしていた僕がこの馬券術と出会ってから毎週が給料日になって今では夢の様な生活をしています。もっと早くこの馬券術と出会ってればと思いました。正直だれにも教えたくありません。」とか言うような予想会社ではありません。
このブログは、競馬で負けない(有馬記念終了時に年間購入金額が総払い戻し金額を超える)事だけを考え抜いた、馬券術でもない必勝法でもない、独自に分析、研究を重ねた馬券理論です。

1.必ず存在するJRAの偏り

レースの1つ1つに偏りは必ず存在します。例をあげるとすれば、日本で唯一の直線レース、アイビスサマーダッシュでは12年連続して2ケタ馬番の馬が必ず連対しています。(2013年現在継続中)

有馬記念は私が生まれるずっと前の1976年から37年連続で8番より内側の馬が必ず3着以内にきています。(2013年現在継続中)

ご存知の通り、コーナーのあるコースは複数の馬が内側に進路をとり、よりロスのない競馬をします。そのため、内側の芝状態は外側に比べ、傷みやすく良好な芝状態を維持できる期間は短いのです。しかしアイビスサマーダッシュは日本で唯一コーナーの無い直線コースですから、芝状態の良い外側をスタートからゴールまで走りきることができます。このことから外側に位置する2ケタ馬番の馬が12年連続して連対していると考えられます。

一方、有馬記念はスタート直後にコーナーがあり、外枠の馬はカーブしながら位置取りを決める必要性があるため、内枠の馬と比べ不利です。コーナーの数も計6回と多く、常に内枠で回ってきた馬と外を通ってきた馬とではかなりの差が開きます。極めつけは、小回りのコーナーを回ってから最後の直線です。310mとかなり短いです。ですので内側を回ってきた馬を外側の馬が差しきるにはわずか310mの間に差を縮めないといけません。この典型的な例として、ディープインパクトが先行したハーツクライを差しきることができず、初黒星となったのも有名です。

極論を言うとアイビスサマーダッシュでは12年連続して2ケタ馬番を外した馬券のほとんどがハズレ馬券となり、有馬記念は37年連続して8番より内側の馬を買わないほとんどの人は有馬記念を当てることは難しかったと言えます。

枠順だけではありません、関東馬の優勝が少ない日本ダービーでは関東馬を1着固定した3連単等の馬券で勝負した人は少なくとも近5年は日本ダービーを的中することはできません。5年連続で関西馬が勝っていますから必然的です。

血統や上がりタイム等、他のファクターや他のレース、必ず偏りはどのレースでも存在します。その偏りは今日始まったことでは無いのも事実です。レースが始まる前から8番より内側の馬が必ず馬券になると分かっているのであれば、または、関東所属の1番人気より関西所属の2番人気の方が勝つ可能性が極めて高いと事前に知っているのであれば、そこから馬券を買えば良いのです。あの馬よりこの馬が強いとか主観的な意見では競馬で勝つことは難しいでしょう。上記の様な客観的な意見でなければ競馬を常勝することは不可能だと私は考えています。

2.人の偏り

競馬ファンの独特な偏りとは、私個人の意見でもあるのでしっかりと裏付けデータを検証しながら書いていきたいと思います。

まずは主観的な思い込みの例として、良血馬は強いと言う発想です。デイズオブサンダーと言う馬がいますが、母がディープインパクトの姉にあたるため2億5000万と高額で落札されるも生涯獲得金額は28万円。トーセンダンスと言う馬は兄弟にG1馬が多数いることから3億3500万と超高額で落札されるも1勝することもできずに引退しました。すべて圧倒的1番人気に支持されての凡走ですから「良血=走る」は競馬ファンが作った妄想であることをオッズ証明しています。

次に調教で良いタイムで走破、有名ジョッキーが騎乗、3冠レース等のビックレースを勝利などの思い込みです、特に勘違いが最近多いのは調教タイムが良いから人気することです。(新馬戦などでは情報量が少ないため調教タイムや厩舎コメント欄はオッズに反映され易い特徴がある)キャプテントゥーレと言う馬を例とするとデビュー当時、坂路で51.5秒など2歳とは思えないタイムを連発していたため単勝1倍台の圧倒的1番人気に支持されるも8着、その後3歳の3冠レースの1つである皐月賞を勝利するが、生涯で6回も1番人気に支持されるも勝利は僅か2回、生涯単勝回収率は大幅にマイナスです。

変わってテイエムプリキュアと言う馬を例にすると、この馬は調教で好時計を連発することも、3冠レースを勝つことも、有名な騎手が乗ることもありませんが生涯単勝回収率は200%以上あります。黙ってこの馬を買い続けていれば元金が2倍になっていたのです。

正直、先に説明したキャプテントゥーレタイプもテイエムプリキュアタイプも同じような馬はゴロゴロいます。本当にどんなレースにでも沢山いるんです。だとしたら、そもそも競馬に勝つには主観的な先入観で決めるキャプテントゥーレ側か客観的思考のテイエムプリキュア側か、どちら側にいた方が勝てるかはもう答えは出ているはずです。

3.馬自身の期待値とレースによる期待値の変化

2で説明した様に、それぞれの馬に期待値が存在します。ディープインパクトと言う有名な馬がいます。もちろん生涯単勝回収率は100%を超える非常に強い馬です。対照的にナカヤマナイトと言う馬も紹介します。この馬は生涯単勝回収率は29戦6勝で大幅マイナスです。

しかし、この2頭ですが、あるファクターを加えるとその価値は逆転してしまうのです。その答えは非常に単純なものです。「中山競馬場」の一言で、ディープインパクトの単勝回収率は100%を下回り、ナカヤマナイトは100%を軽く上回ってしまうのです。ディープインパクトは生涯初の黒星を中山競馬場で記録しています。単勝オッズのほとんどが1.0~1.2倍の同馬にとっては致命的な傷となるのです。逆にナカヤマナイトは名前に比例して全6勝のうち4勝を中山競馬場で記録しています。完全に馬場適性が影響した良い例と言えます。

競馬場と言う、数あるファクターのなかの1つだけとって見ても、これだけ馬券に与える影響は強いのです。その馬が内枠に入ったとき、外枠に入ったとき、不良開催のとき、混合戦のとき、東京開催のとき、マイルのとき、2000m以上のとき、牝馬限定戦のとき、休み明けのときなど、沢山のファクターを細かく分析していくことによりそのレースでどの馬が一番期待値が高いかを把握することができるのです。

4.最高の馬券選択について

先に答えを言ってしまうと、現時点での最良の馬券選択は「単勝」もしくは「複勝」の2択です。

逆に単勝と複勝以外で馬券を買う人になぜその馬券を買うのか聞きたいくらいなんですが、それは置いといて、説明します。まず1つ目として、単純に控除率(JRAの取り分)が他の馬券に比べダントツで低いからです。単勝と複勝(控除率20%)以外の馬券は25%ですからこの5%をどう考えるかがミソですが、金額にするとかなりの差が出てきます。小学生でも分かりやすく説明すると、大阪では消費税5%が生活の全てに課税されるのに対して東京は税金免税だとしたらどちらに住みたいですか?どちらでビジネスしますか?って話なんです。選べるなら戦いやすい土俵で勝負した方が良いのは当然です。

2つ目は的中率でみても他を圧倒する数値であるからです。仮にフルゲート16頭立てのレースとした場合、単勝の的中率1/16、複勝の的中率3/16、枠連の的中率1/36、ワイドの的中率3/120、馬連の的中率1/120、馬単の的中率1/240、3連複の的中率1/560、3連単の的中率1/3360です。単勝の場合、目をつぶって予想しても的中確立は1/16、複勝は1/5.3と非常に高い的中率を維持しています。同じ魚の数が泳いでいる2つの池で、左の池は3360×3360の大きさ、右は16×16の大きさだとしたら小さい池で釣りをした方が早く魚を釣ることができるのは一目瞭然です。

3つ目は長いスパンで見たときにブレが少ないからです。勘違いしないでほしいのですが、たとえば16頭立てのレースで3連単フォーメーション①②→①②③④⑤→①②③④⑤⑥⑦⑧と48通りの馬券を購入し、的中したとしましょう。このとき、フォーメーション馬券が的中しているのではなくその中のたった1つの組み合わせが当たっているのです。と言うことは3360分の1を的中させていることには変わりはありません。購入点数が増えることでより広い範囲をカバーしている気持ちになりますが、追っている獲物は3360分の1は変わらないと言うことです。何が言いたいかといいますと、極論で説明しますが16回に1回当たる馬券はこまめに当たりを拾っていくため連敗しようが連勝しようが小回りが利くため長期スパン短期スパン問わず安定的なのです。変わって3360回に1回当たる馬券は連敗も連勝も先のことを考えると良いことではありません、長期的に見ても短期的にみても再現性に欠ける面があるのです。競馬を投資と考え、常勝するには再現性の無い馬券は無意味に等しいのです。

4つ目は課税対象が狭まるからです。おそらくプロ馬券師の方や自称プロ馬券師の方なんかは馬券に掛かる税金と言うのを収めた経験は少ないはずです。そもそも競馬の税金なんか考えたことがある人は少ないと思います。理由は簡単、課税対象になると実感するまで馬券で儲かってないからです。書くほどでもないですが本当に儲かっている人は課税対象となる部分は知っています。理不尽ではありますが現在の法律では馬券が的中した組み合わせ以外は必要経費として認められていません。分かりやすく説明すると3連単を500点購入し、70000円の払い戻しを受けても、的中した1つの組み合わせ以外の499点は必要経費と見なされず課税対象なんです。単勝に置き換えると1頭に5万円の単勝馬券を購入し、70000円の払い戻しを受けた場合、的中組み合わせと見なされる5万円は必要経費と見なされるわけです。これはったった1レースだけでこの差です。プロ馬券師となると年間、数百レースに達する訳ですから物凄い金額差が生まれるわけです。ですから3連単等の馬券で競馬予想しているプロを見かけるのですが、税金をしっかりとお支払いできているのか不思議に思ってしまいます。

ここまでくると単勝複勝の凄いことは良く分かった、けど配当が安いからそこだけは他に勝てないよねって声が聞こえてきそうですので説明します。

正直に言うと、上記の様に思った人はJRAのオッズのマジックにまんまと騙されています。「金額」と言うのは視覚的イメージでしかありません。客観視するには回収率しかないのです。確かに掲示板に単勝340円……3連複10200円と表示されたら3連複万馬券に目がいってしまいますが回収率に直すと、単勝が3.4倍、3連複が102倍の配当なので、「単勝を1点3000円で的中させる=3連複を30点100円で的中させる」で同じ294%の回収率になります。上で説明したように、16頭立ての場合560通りの組み合わせの1つの3連複か16通りの1つの単勝か、どちらが当てやすいかは断然後者だと思います。3.4倍程度の人気馬となると、恐らく1~2番人気ですから元々の勝率だけでもJRA全レースで3~4割程度ありますので、勝率の面でも他馬券より有利になります。

組み合わせ馬券のように難しい注文は必要としません。3連複万馬券は10番人気前後の馬が馬券内に好走しても1.2番人気も好走してしまったら万馬券の可能性も極めて低くなります。この場合1番人気が3着以内に入らなければ比較的高配当が見込めますが1番人気=1番馬券内率が高い訳ですから非常に注文の多い馬券と言えます。色々と条件がそろったときに万馬券になりそれを560分の1で仕留める必要があるのです。その馬券を仕留めるためにフォーメーションや組み合わせに使った点数を、軸にした馬の単勝や複勝の回収率に直訳すると結局変わらない事が多いのです。だとしたらなるべく注文を必要とせず、あらかじめ高勝率で尚且つロングスパンで安定する馬券で勝負した方が収支は圧倒的に上がるのです。

5.まとめ

ここまで長々と書いてきましたが、簡潔にまとめます。私の考え出した競馬で負けないために検証したことは、

1.勝負するレースの情報を可能な限り収集し、集中的な偏り(高確率ゾーン)を事前に把握する

2.収集したデータを元に、そのレースで一番好走率の高い馬から順にランク分けを行う

3.オッズや各紙の情報と、ランク分けした馬を照合し好走期待値と回収期待値を算出する

4.算出した数値を元に、そのレースで期待値の高い馬の単勝or複勝を購入する

上記のサイクルが年間収支を上げる最短コースかつ安定的であることは蓄積データからも証明されています。ポイントは何回も言う様ですが、よくありがちな予想家の主観的イメージや発言は、客観的な物でないと再現性は低いと言うことです。「あそこのラーメンは評判が良くて美味しいと有名だよ」と言われても美味しいか美味しくないかを決めるのはその人によってバラバラです。競馬で例えるならば先に説明した、良血は走る、調教のタイムが良い、状態が良い、デキが良い、有名ジョッキーが乗るなど数値化しにくい部分や、その人独自の見解がそうです。先に説明した様に、客観的な物(数字で明確に出来ていれば尚良い)でないと意味が無いのです。再現性の無い馬券は「運良く勝った」としか言いようが無いのです。

最後に、パチンコは2人同じ時間に入店して同じ時間に帰っても2人の収支は全く違います、マージャンもそうですね。しかし競馬は1つの答え(レース結果)を皆で共有することができます。毎日勝っている人がいたらその人と同じ馬券を買っていればあなたも毎日勝つことができるのです。実はこれって凄いことで競馬にしかない楽しさでもあると思ってます。的中したときの喜び、ハズレてしまったときの残念な感じなど、共感し合えるのは特に素晴らしい所だと思います。実際に普段、競馬をほとんどやらない人がダービーと有馬記念のときだけ私に予想を聞きにくる人もいます。競馬をあまり知らない人でも、有名な馬やジョッキーが来場するなど入り口は様々ですが、ひとつのレースを同じ空間で共有できることは素晴らしいことだなと実感しています。競馬で皆さんと繋がり、少しでも誰かの力になれれば幸いであると考えています。

長文お疲れ様でした、最後まで呼んでいただき誠に有難うございました。応援よろしくお願いします。

2014年1月7日