予想はもちろん大事ですが、買い方も同じく大切です。予想は当たっているが馬券は外れる。これだけは回避しなければなりません。
色々な角度から検証していきたいと思います。
1.同じ意味合いを持たせたとき、無駄な馬券を買わされている事を理解する
「単勝」と同じ意味合いの馬券 馬単総流し、三連単総流し
「複勝」と同じ意味合いの馬券 ワイド総流し、三連複総流し、三連単マルチ総流し
「馬連」と同じ意味合いの馬券 馬単マルチ総流し、三連単1着2着折り返し総流し
「馬単」と同じ意味合いの馬券 三連単1着2着固定総流し
などなど、その他にもありますがここでは分かりやすい様に枠連は除外してます。
全て同じ原理ですが、一番最初の「単勝」の意味合いと同じ馬単総流しを詳しく説明するために2011年の有馬記念を例に説明します。
1番人気 9オルフェーヴル
単勝オッズ2.2倍
9オルフェーヴルからの馬単総流しオッズ
①5.3
②18.8
③40.1
④取消
⑤36.5
⑥434.1
⑦76.5
⑧104.9
⑨—
⑩12.2
⑪102.5
⑫20.6
⑬38.5
⑭116.9
全部で12点ですので、単勝を同じ金額に直すと
単勝9番1200円 合計1200円 = 馬単9番1着固定相流し各100円 合計1200円
単勝のオッズ2.2倍を変換すると1200円=2640円
ですので馬単オッズ26.4倍以下の馬券は同じ意味合いを持たせた単勝に比べ無駄な馬券を買わされていることになります。
結局、馬単等の馬券は1着欄に記入した馬の単勝を購入している意味合いになりますので、その馬の単勝オッズから有利になる馬券、または不利になる馬券をしっかりと見極める必要性があります。
2.JRAのオッズのマジック
自分が購入する馬券を全て回収率に直すとJRAのオッズのマジックによって、ハズレ馬券に誘導されているかが良く分かります。
1つ例として以下のレースで検証します
2013年有馬記念
◎6オルフェーヴル
○14ゴールドシップ
▲10アドマイヤラクティ
△4ウインバリアシオン
注3.5
買い目 馬連6-14.10.4 三連複6-14.10.4.3.5 計1300円
的中 馬連860円 三連複1420円 回収率175%
この馬券を購入するのに使用した1300円を◎の単勝回収率に直すと、オルフェーヴルの単勝オッズが1.6倍でしたので 回収率は160%になります。
この差僅か15%です。この15%の回収率アップのためにわざわざ馬連や三連複など難しい馬券に手をだすのです。
それは何故でしょう?
恐らく殆どの方が3連複は配当がつく等の「イメージ」です。その先入観が今まで貴方の馬券をゴミ箱行きにしていった殆どだと私は考えています。そもそも1着~3着までを、綺麗に馬券を当てる必要性はどこにも無いのです。
以下の表をご覧下さい。
「16頭立てフルゲートと仮定した場合の組み合わせ的中率一覧」
・単勝 1/16 6.25%
・複勝 3/16 18.75%
・馬連 1/120 0.83%
・馬単 1/240 0.42%
・ワイド 3/120 2.50%
・枠連 1/36 2.78%
・三連複 1/560 0.18%
・三連単 1/3360 0.03%
(おまけ)
・WIN5 1/1048576 0.0001%
馬券が外れてしまっては払い戻しを受けることはできません。常勝を目指すなら常に払い戻しを受けなければならないのです。
リスクと回収を天秤にかけたとき、JRAのオッズによりリスク側に転換されているのです。
そもそも自信の◎を打った馬の単勝すら買えないなら馬券を買わない方が良いのです。
その馬が強いと思ったのになぜ買えないのか?
それは配当金の安さ、確定後の三連単などのインパクトのある配当や、こんなにガチガチな銀行レースじゃ三連単じゃないと全然つかない、などの勝手なイメージから結局はJRAに遠まわしに負け組みへと流されているだけです。
JRAが必要なのは集客です。馬券購入時点で控除率が適用されますからより多くの競馬ファンを増やす必要があります。
ですから今後新しく配当金にインパクトのある馬券種が登場してくるはずと2011年に書きましたが、予想通りWIN5の登場でした。
誰でも100円が2億円がキャッチフレーズです。
よく競馬は八百長と言うブログなどを見たりしますが、八百長したところでJRAの売り上げに何も貢献できません。
先に説明したようにJRAに必要なのは集客ですから。逆にJRA側からしたらリスクでしかありません。そういった観点から予想をしているサイトは息が短いでしょう。
3.まとめ
・最優先事項は払い戻しを受けること
・極力シンプルで再現性のある点数の少ない馬券を買う
・配当金は何の役にもたたない、全ては回収率できまる
派手な払い戻し金を宣伝しているサイトは再現性に欠けます。有能な予想家は配当金など並べません。
なぜなら、回収率が全てであることを知っているからです。※一番良いのは年間回収率の提示であることは言うまでもありません。